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令和7年度卒業式が挙行されました

令和8年3月5日、令和7年度卒業式が挙行されました。

令和7年度卒業式 学校長式辞

388名の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
皆さんは令和5年4月に入学し、それ以来3年間、本校で多くのことを学び、高等学校の全課程を修了しました。
明治5年に始まる本校の歴史は、既に150年を越え、現在の鵜の木に移転(1934年当時は大森区調布嶺町)してからも90年以上の月日が経過しました。また、本校の卒業式が始めて実施されたのは、明治27(1894)年と記録されていますので、その第1回卒業式から数えて、今回は第134回目ということになります。その長い時間に比して、皆さんが在学するのはわずか3年です。しかし、先ほど表彰された人たちに限らず、ここに居並んだ一人ひとりが、きっと立派に成長してくれたことと確信しています。そういう意味で、皆さんは本校の歴史の一頁に、今日しっかりと刻み込まれました。
さて、一月の授業終了日にも、また卒業特集の校報にも記しましたが、卒業生には多感な3年間を過ごした高校での経験をもとに、将来、世間から認められる人物になってもらいたいと願っています。
それは、誰もが注目する舞台で活躍する、ということばかりでなく、伝教大師・最澄が言う「*一隅を照らす人」になってもらいたいということです。いきなり世界を大きく変えようとするのではなく、まず目の前のこと、今自分にできることを一生懸命にやる。そうやって一人ひとりが灯す小さな光がやがて大きな光となる、というのが理想です。本当に自分がやりたいこと、やらなければいけないことは、「⁑今出来ることの先」にあると思います。少子化が叫ばれる中、これから社会に飛び立っていく皆さんは本当に国の宝です。一人ひとりが自分のいる場所で、光り輝いてくれることを願っています。
しかし、その前に、卒業生の皆さん、今日の節目を確かなものにするために、家に帰りましたら、改めてご家族や親しい人に卒業の報告をし、感謝の気持ちを伝えてください。
結びになりますが、本校での3年間の教育活動にお寄せいただきました、保護者の皆様のご理解とご協力に対し、心より御礼申し上げます。
重ねて卒業生の皆さんの前途に、幸多かれと、心よりお祈り申しあげます。

以上を持ちまして、式辞といたします。

令和8年3月5日 学校法人上野塾
東京高等学校長  鈴木 徹

*一隅を照らす人…正確には『一隅を照らす、これ則ち国宝なり』という伝教大師・最澄(天台宗開祖)の言葉。「片隅の誰も注目もしないような物事に、きちんと取り組む人こそ尊い人」という意味。

⁑今出来ることの先…ロマン・ロラン(1866-1944:フランスの小説家・評論家)も『偉大な人間は自分の出来ることをする。しかし、凡人は出来ることをせず、出来もしないことばかりを望む。』という格言を残している。平和主義、反ファシズムを掲げて戦争反対を世界に叫び続け、母国では評価されなかったが国際的に多くの知友を持った。『人生で一番大切なことは、己の義務を果たすことである』とも言っている。

 

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